気賀関所ご案内

施設のご案内

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気賀関所見取り図 本番所 向番所 遠見番所 三つ道具・槍立 御制札場 下雪隠 姫様館 冠木門 町木戸門 要害掘 通行手形販売所

本番所(ほんばんしょ)

本御番所、面御番所とも呼ばれ、通行の旅人や荷物を取り調べました。

気賀関所本番所
本番所の全景です。当時本番所には番頭2名、平番4~5名が常勤しており、交代で取調べを行っていました。
気賀関所本番所
表には槍や三つ道具が飾られています。
気賀関所本番所
表には槍や三つ道具が飾られています。
気賀関所本番所
本番所・上の間です。家老や身分の高い人が控える間でした。
気賀関所本番所
本番所・下の間です。当時使用された火鉢などが飾られています。
気賀関所本番所
こちらの雪隠は、身分が高い人用でした。

向番所(むかいばんしょ)

張番所とも呼ばれ、足軽、中間門番が張り番をしながら休息に使用しました。内部には牢屋もあり、寒暑の厳しい時、雨雪などの時にはここで女改めを行いました。

気賀関所向番所
向番所の全景です。
気賀関所向番所
実際に女改めをしているところを再現しています。女改めとは女性を調べることで、改め姥(大抵は関所の役人の妻)が、女手形に記されていること(本人の年齢、姿形など)が一致してるかを入念に改めました。
気賀関所向番所
奥の女性が手前の女性を調べています。女改めの際、特に怪しい女には体に触れて検査を行うこともありました。
気賀関所向番所
火災に備えて番所脇には雨水が貯められ、手桶が用意されていました。
気賀関所向番所
向番所の奥には牢屋が設けられています。
気賀関所向番所
関所に牢屋が設けられているのは大変珍しいです。

遠見番所(とおみばんしょ)

遠くを見張るために建てられたもので、当時上階には釣鐘が掛けてあり、下の部屋には大砲が納められていました

気賀関所遠見番所
気賀関所遠見番所
遠見番所は実際に上ることもできます。
気賀関所遠見番所
遠見番所上階からの景色(東側)。
気賀関所遠見番所
遠見番所上階からの景色(西側)。
気賀関所遠見番所
遠見番所の階段。

三つ道具・槍立(みつどうぐ・やりたて)

関所警備のために用意された道具です。初期は実用的価値を考慮して配備されましたが、後には関所の威厳を備える装飾的性格も加わりました。

気賀関所三つ道具・槍立
三つ道具は、罪人を捕えるために用いられました。
気賀関所三つ道具・槍立
刺股(さすまた) 立ち向かってくる相手の股をはさんで引き倒します。琴柱棒(ことじぼう)とも呼ばれます。
気賀関所三つ道具・槍立
突棒(つくぼう) 逃走する罪人を追って後ろから相手を突き飛ばして転倒させます。
気賀関所三つ道具・槍立
袖搦(そでがらみ) 和服の袖と体の間へ突き入れ、袖を絡めて引き倒します。もじり、狼牙棒(ろうげぼう)とも呼ばれます。
気賀関所三つ道具・槍立
槍は逃げる人がほとんどいなかったために使われることが無く、専ら関所の威厳を保つために飾られていました。

御制札場(ごせいさつば)

関所に関する様々な決まり事が掲げられています。

気賀関所御制札場
気賀関所御制札場
制札の現代訳です。

下雪隠(せっちん)

本番所にある雪隠は身分の高い人用で、こちらは一般の人用です。

気賀関所下雪隠
気賀関所下雪隠

姫様館(ひめさまやかた)

気賀関所の貴重な資料を展示しています。ご自由にお入りください。

気賀関所姫様館
気賀関所姫様館
館内部は資料館となっており、さまざまな資料が展示されていますので、ご自由に見学して下さい

冠木門(かぶきもん)

東御門、大門とも呼ばれ、関所の出入り口にあったもので、毎日明け六つ(午前6時)に開門し、暮れ六つ(午後6時)に閉門しました。

気賀関所冠木門
気賀関所冠木門
気賀関所冠木門
気賀関所冠木門
門を裏から臨んだところです。

町木戸門(まちきどもん)

この門は気賀関所西側にあって町木戸御門と呼ばれ、これより西側に気賀宿の町家が広がっていました。

気賀関所町木戸門
気賀関所町木戸門
気賀関所町木戸門

要害掘(ようがいぼり)

関所警備のために作られた堀で、舟で行き来する人も関所に入ることが出来るように、木戸が設けられています。

気賀関所要害掘
現在では、関所の南側に堀の一部が再現されています。
気賀関所要害掘

通行手形販売所

入場券やお札の販売を行っております。ご質問などございましたらお気軽にお尋ねください。

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